島薗進、橋爪大三郎著「人類の衝突」cyzo。
宗教学者と社会学者の対談。橋爪氏、日本とChinaの文化遺伝子は全く
ことなる。島薗氏、冷戦後、世界は東西対立から文明ごとのbloc化へ。
橋爪氏、資本主義国で中産階級を育成したのは、社会主義化を防ぐため。
社会主義崩壊後は、中産階級は資本の犠牲にされ、衰退した。
島薗氏、戦後日本で表向きには国家神道や國體論は否定されたけど、
暗黙裡にそれらは生き続けた。日本人論は表面上の代替物の一つとして
利用された。幸福の科学は、天皇崇拝せぬ、異端のnationalism。
橋爪氏、日本人は、日本の特殊性を正確に認識し説明するための普遍言
語を持たず。どの国、どの社会もそれぞれのあり方で特殊。今の日本に
不足するのは共通の未来。
国連に加盟する日本が、国連が認める集団自衛権を肯定するのは当然。
集団自衛権反対者は普遍言語を持たず。
島薗氏、明治維新は正しいけど、日本は戦前のどこかで変質した、とする
司馬遼太郎流の見方を採らず。明治維新の段階から駄目だとする。
橋爪氏、西洋基督教思想は、理性を超えた聖霊を設定した。理性は人類
全てに存在する。理性を土台にする近代自然科学は人類全てに適用される。
近代自然科学により、西洋人は普遍性を獲得したと信じた。
(基督教を括弧に括る)
島薗氏、 近代西洋の政教分離の普遍性の主張が有効性を喪失しつつある。
橋爪氏、近代西洋は数学と戦争を普遍性主張の主要な媒介にした。今の
回教は宗教と暴力を組み合せて、西洋に対抗する自己主張をする。回教
徒は、基督教徒や猶太教徒(一部の厳格な正統派を除く)に比べて、信仰と
の距離の取り方が下手。毒性を保つ結核菌みたいだ。
日本人は他宗教の行事をtoppingとして借用するのが得意だけど、回教
Islamはtoppingを許さず。
日本はChina対策で、王以上、皇帝未満(管見では教皇未満)の天皇なる
存在を発明した。天とChina皇帝は血縁関係が無く、交換可能だけど、日
本天皇は神の子孫とされたから、交換不可能。
負けるのが明かな戦争(対米戦)を仕掛けた日本は軍国主義と呼べず。
戦前日本にはFascism,Nazismの様な独裁権力も存在せず、軍を含めた
官僚組織が暴走した。
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