France文学教授鹿島茂さんは、Sex論にも造詣が深い。
日本少子化の主因は、S Koreaなどと同様、家制度の権威主義だとする。
そのことを無視し、旧来家制度にしがみつく自眠党の少子化対策は無効だと批判。
鹿島教授の説で面白いと感じたのが、人には面倒くさがりの習性があるとの指摘。
二足歩行化、脳の発達、道具開発、の人類進化過程が示すことは、それだ、と。生殖、Sexも面倒くさいことの一種。文明発達、道具開発で面倒臭いことを回避。
Sexは本能、動物と同様の低劣なこと、必要悪として抑圧せよ、の旧来思想は誤りだ、と。
資本主義発達、自慰商品開発も、Sex離れ、少子化を加速。
男と闇雲に攻撃対象にするFeminism説に比べて面白い。
恋愛文化が不足する日本では、男女交際の場を公共機関が作り出せ、と。
ただし、現在日本の一部地方行政がやる様な婚活Partyは露骨過ぎて逆効果だ、と。
また、教授の研究対象、Franceの恋愛文化は優れた面があるにしても、France流を日本が直輸入するのは無理とも認める。
日本では結婚と出産子育ての一体化の思考呪縛が強いけれど、今後出生率回復させるためには、恐らく出産生殖と結婚との切り離しが不可避。
USAの様に、精子Bankを利用した生殖が拡大する可能性を示唆。
また沖縄九州では出生率が国内他地域よりも高いことを指摘、
東国男尊思想よりも、南国女系思想が重要、姓、名字は女系を原則にせよ、と実現性無視した提案も。
参考文献、日刊現代2月23日付
二足歩行化、手が自由化し、脳が異常発達した人類は、
他の生物、動物とは別個に異常進化。岸田秀さん流には、本能が崩壊した。
他の生物がPheromone,臭気で生殖行動を誘導するのに対し、人類は視覚による誘導に移行。
しかしそれは不十分なもので、人類にはSex,生殖行動よりも自慰行為の方が良い。Sexは面倒でたまらず。
古来共同体や宗教は、面倒くさいからの逸脱を抑制し、
それなりに社会機能を果したけれど、Sexは本能だと誤解し、矛盾した。
面倒臭い、からの脱却を進めるのが文明の進歩。
資本主義は面倒くさいを代行する商品を提供するから、
貧乏人を搾取しても簡単に潰れることは無い。
社会矛盾解消のためには、単純に格差差別を批判するだけでは不十分。
面倒臭いけど楽しい、面倒臭いを引き受ける思想、文化、生活態度を普及させることが、社会変革、矛盾縮小のためには重要なのかも。
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