五木寛之、佐藤優著「異端の人間学」幻冬舎新書。
佐藤氏、逮捕を経験し、出過ぎた杭は抜かれると認識した。
五木氏は「蒼ざめた馬を見よ」でRussia人の本質を描くことに成功した。
五木氏は「蒼ざめた馬を見よ」でRussia人の本質を描くことに成功した。
五木氏、大学(早大露文)に進む際、父親からRussia人は母さんのかたき
だと釘をさされた。
佐藤氏、Russia小説「人間の運命」を推し。Russia式casinoは勝ち逃げ
を許さず。動物園を見ると、その都市の状況が分る。日本の都市は落ちぶれた。
五木氏、1992年にRussia旅行、表向きの安月給とは別の副収入で、それなり
に生活可能と知る。Russia人は賄賂を仲間に分配する文化がある。
Russia人の生活実態は公式統計では分らず。
佐藤氏、Russiaでは体重120kgが肥満か否かの分岐点。
五木氏、日本人はRussiaへの関心が低過ぎて問題だ。
佐藤氏、CIA情報を曝露したSnowden元職員の正義感は中学生程度。
思考が幼稚。新自由主義は、累進課税による再分配を止めてfund基金に
よる再分配に改めた。奨学金による人材育成で格差を再拡大。
五木氏、欧州各国の別荘地を、Soviet崩壊後のRussia成金が買収した。
佐藤氏、Russia成金は、競争相手を殺害して財産強奪、警察に賄賂を渡し
て逮捕逃れ。Franceは、Syriaを植民地統治する際に、わざと少数派、
それまでの被差別者Alawi派を支配者にした。
五木氏、背高泡立ち草の馴化、土着化の話。(この例を見れば、外来種
生物を闇雲に排除することは無い?)
日本の環境、生態系に合せて背丈を引くして他の植物と共存化。
佐藤氏、基督教は日本に土着化馴化することに失敗。
慈円の「愚管抄」は百王説を提唱、日本天皇は百代で断絶、他の王家に
移行するとした。北畠親房「神皇正統記」は慈円に反撥した。
USAで主流のUnitarian派は、Jesusが神の子たることを否定、偉大な教師だとする。
「異端の人間学」続き。
佐藤氏、Grossman著「人生と運命」は「収容所群島」を凌ぐ、20世紀
革命左翼からの転向者にありがちな、過剰な右翼性。佐藤氏自身は思想家
「異端の人間学」続き。
五木氏、猶太人虐殺は、Poland人の多くが共犯者。五木氏自身も、
Korea半島での生活体験で、日本植民地主義の共犯者と感じた。
軍部だけを責める気にならず。(五木氏は Koreaに同情)
Frankl「夜と霧」Auschwitz体験記の五木流読み方、humor、情感、
sentimentalismの3つを持つ人が生き延びた。
佐藤氏、Grossman著「人生と運命」は「収容所群島」を凌ぐ、20世紀
Russia文学の最高傑作。
(Nazi対Sovietの戦争を描き、20世紀の「戦争と平和」と呼ばれる。
著者存命中は発禁処分)
(Nazi対Sovietの戦争を描き、20世紀の「戦争と平和」と呼ばれる。
著者存命中は発禁処分)
五木氏、神学と民族主義を外してDostevskyを論ずるのは殆ど無意味。
佐藤氏、Dostevskyが信仰を過剰に表現するのは、本当の信仰が乏しい
ことの裏返し。国家権力に対する被害妄想。
(思想犯として死刑判決、処刑直前に恩赦、なんて無茶なことをされたら
無理も無い感じもするけど、佐藤氏はDostevskyに辛口)
(思想犯として死刑判決、処刑直前に恩赦、なんて無茶なことをされたら
無理も無い感じもするけど、佐藤氏はDostevskyに辛口)
革命左翼からの転向者にありがちな、過剰な右翼性。佐藤氏自身は思想家
では宇野弘蔵(Marx主義経済学者)に最も影響を受けた。
(管見では、佐藤氏の、基督教とMarx主義を折衷統合させる試みは無理筋)
(管見では、佐藤氏の、基督教とMarx主義を折衷統合させる試みは無理筋)
五木氏、同世代で影響を受けたのは露文学内村剛介、回教学者五十嵐一、
音楽評論家間章。小室直樹は面白い。Marx主義哲学者廣松渉は文章が
難しくて読めず。でも同郷だから注目した。
佐藤氏、Marxの疎外論は、疎外される以前の本来の自分を想定するけど、
廣松の物象化論はその様な想定をせず、仏教の縁起説と親和する。
五木氏、共産党から勧誘されたけど、党活動と生活費稼ぎが両立不可能
なので入らず。党活動は生活費の心配が無い人のやること。
師弟関係でも友達の要素が無いと駄目。
師弟関係でも友達の要素が無いと駄目。
Camus(カミュ)に共感。自身と同じ引き揚げ者だ。「異邦人」と呼ばれる
作品は引き揚げ者のことだ。deracine、難民、強制移住させられた人びと
の感覚を大事にする。
(定住や資産stockよりもflowを重視する。地道に耕す文化を熟成させるよりも、
移動の際の刺激を重視?)
(定住や資産stockよりもflowを重視する。地道に耕す文化を熟成させるよりも、
移動の際の刺激を重視?)
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