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山の流れの様に、脱権力

右翼国家主義左翼破壊主義両方を批判、生態系の思想、脱近代、温故知新、等の方針で思想彷徨、摸索

21世紀、近代西洋の覇権は衰退するけど、中共による覇権奪取も無い。
 Martin Jacques、Chinaが世界を支配する日、続き。
USAのsoft力の主要綱領は、各国民国家内の民主主義を強調。国際社会の仕組みの未来。
2008年、Justin LinYifu林毅夫さんが、初のChinese主席経済家として世界銀行に採用された。欧米人以外で初。Chinaは既存の国際制度を内と外の両面から変革しつつある。
11、Chinaがいつ世界を支配するか。Goldman Sachs社の2007年報告書は、Chinaが2027年に世界一になるとし、広く引用された。
Chinaの歴史は長い。英国人Gavin Menziesさんは、Chineseが1421年に、豪州とAmericaを発見したとする説を発表したけど、恐らくとんでも説。
胡錦濤元主席は、2003年、豪州訪問時にその説を引用。
北京が地球首都に。朝貢制度再興。ChinaはAfricaや南Americaの資源国に対して新朝貢制度を広めつつある。
西洋の世界秩序は、1945年以降、国民国家内の民主主義に高度の価値を置き、地球全体の民主主義を無視した。
(そもそも西洋白人が、人口では多数の有色人が有利な地球民主主義を認めず)
地球秩序は非民主主義で権威主義だ。(力の論理が横行)
人口大国のChinaが覇権を取れば、西洋覇権時代に人口小国が大半の富を占めた状況よりも良くなる。(制度上の民主主義と矛盾)
Chinaからの外国旅行客は04年に2800万人、予想では2019年に1億人、2020年に全地球旅行者は16億人。
19、20世紀にCaucasus白人が特権を享受したけど、Chinaがそれを変革する。
OECDによると、Chinaは2006年に日本を抜き、USAに次ぎ世界2位の研究開発投資国に。
Chinaの大国としての行動。Robert Kaganさんは、中共も大国の法則の通りの拡張行動を取るとした。
孫子らの、Chinaの戦略原則は、敵と直接に戦闘するよりも、敵を弱め、孤立化させることを重視する。
力を行使するのは最後。力を出すのはむしろ弱さの証明。戦争になる前に勝つ。
China孫子兵法は、武力戦争よりも事前工作で勝つことを重視するとされるけど、Alastair Johnston教授は、Chinaの、孫子を含む主要軍事古典7点を分析し、Chinaでも戦争必須論が支配するとした。
中共体制は、Soviet共産党体制とはことなる。Sovietが失敗したところで成功。鄧小平の資本主義化、新自由主義化政策。
孔子学院は、British councilやGoethe Instituteを手本にして、外国人にMandarin語を学ばせる。大学が、USAの世界制覇に重要な役目を果した。中共が現在猛追中。
英国が国力衰退を認め始めたのは1950年代に、植民地喪失の状況に追込まれてから。2008年の金融融解はUSAの転機になるかも。
USAの国家諜報会議報告書08年版は、その前の04年版に比べて180度転回。USAが衰退し、Chinaや印度と力を共有するとした。
世界が直面する最大の危機は、USAが中共を敵視し、孤立化させる作戦を採用すること。
08年大統領選候補者McCain上院議員は、中共と魯国を仲間外れにする民主主義連合を提案、これは穏健な部類。
長期の危惧は、USAが冷戦に逆戻りし、中共に軍備競争を仕掛けること。英国からUSAに覇権が移行したことと、USAから中共に覇権を脅かされることは全く別の話。
西洋の、心理上の、感情の、実存の危機。
12、結論。Chinaを定義する8つの差異。経済成長とともに中共が西洋化するとは誤り。Fukuyama氏の歴史終焉論も誤謬の一例。
本書は、単一の近代化を否定し、複数の近代があるとする。日本は啓蒙の原理を採用せず。
Chinaを西洋の言語と経験で分析するのは誤り。Chinaが大国になり、西洋の普遍主義が終了。でも単純に世界がChina中心のものに改まることは無い。
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